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Unforgettable Brass Pounders 6
97/12/18
若手のバリバリのCW叩きというと9V1YC、James、がまず思い浮かぶ。彼は米国人で元来東部コネチカット育ち、テキサス大学工学部を出てから、9Vにやってきた。米国のコールはKB1CM。テキサスでは、WN4KKN、Trey(今のコールは、えーと、N5OK、ややこしい!)等とN3BBのシャックからコンテスト等に出ていたそうだ。 JamesのCWは、短点長点共に、打つべきテンポよりも心持ち前倒しになったもので、少しせかせかしたように聞える。しかし、間隔はきちんととってあり、取り難いことはない。彼とはeye ballをしたことはないが、少し短気の方なのかもしれない。このイン テンポというよりもややアッチェランドされたCWは、彼の若々しさをも感じさせる。 彼と親しくなった経緯は、既に書き込んだことがあるが、簡単に繰り返させて頂くと、次のような具合だった。私がXU8DXのQSL Mgrをしていた頃、XU8DXの設備のバックアップが必要になった。当時(1990年)カンボジアはまだポルポト派と政府軍との戦争状態にあり、出かけるのは一苦労だった。勤務医であった私が出かけていくのは難しく、JamesとAtsushi、JF3NRIに声をかけたところ、XU行きを快諾してくれた。彼らは、XU8DXへリグ・ローテーター・リニア用球の補充をし、XU0AAの運用を立派に行ってくれた。 US-CQ誌にJamesが発表した文章によると、XU0AA運用中にしばしば見舞われた夜の「停電」の一部は、discoにソークン(XU8DXのオペ)達と出かける口実だった様だが。当時は国連関係のXUからの運用がまだ行われておらず、XUは北米東部等の地域にとっては結構な珍であり、Jamesの運用するXU0AAは14メガのCWで北米・ヨーロッパから大きなパイルを浴びたものだった。彼がテキパキとパイルを捌いていたのが昨日のようだ。 今のところ、シンガポールで始めた自分の仕事が忙しい様で、ほんの時たましか聞えてこない。WW CWにはVR2WOから出ていたようだ。しかし、無線のために?!一戸建てに移り住んだくらいだから、また活発に出てくるのもそう先のことでもないだろう。 鬼澤信 JA1NUT |