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Unforgettable Brass Pounders 5
97/12/16

サンタ バーバラの丘の中腹から運用しているW6GTI、John,もactiveなCW manである。彼は、K6DC等と同じくEimac(またはその前身の会社?)でエンジニアとして働いていたが、大部前にretireし、現在はサンタ バーバラで悠々自適に過ごしている。

彼は、classical なバグキーを用いている。バグキーの特質は、エレキーのような整ったキーイングをすることにはない。Johnのバグキーがその一つの典型であるが、短めの短点とはずむような長点の組み合わせで生まれるエネルギッシュなキーイングがバグキーによるキーイングの一つの理想だ。
バグキーの接点・レバー間隔、ウエイト等の調整はなかなか難しいが、彼のバグキーは思い切って広い接点間隔を取っている。彼のキーイングのような典型的なキーイングを頭に叩き込んでおくことが、大切だろう。

今朝14で出会った彼が言うには、殆ど視力を無くされた奥様Marthaが、Brailleを習い出した由。Brailleとは??急いで辞書をひく。「点字」とのこと。John自身が80歳台後半だからMarthaも80歳前後だろう。そのような歳で点字を習いはじめ、それを気に入っており、さらに上達しているとのこと、大きな驚きだ。30、40歳代でCWをものにできないと健常者の我々が言ったら、笑われてしまう。

最近Johnは、「新しいおもちゃ」FT1000MPを手に入れたそうだが、TOO MANY BELLS AND WHISTLESでなかなか使い切れないとのこと。私も同感で、ケンウッドの技術者の方に、基本性能が良くてもっとシンプルなリグができたら良いのに、と言ったことがあると彼に言った。「そうだね、できたらCW専用のものがいいね!!」との彼の返答であった。

鬼澤信
JA1NUT