BMの今では昔の話 (50)

1%と99%の差異
 私たちが警戒しなければならないことが一つある。 決心した後実践しないことだ。 人間関係やビジネスの基本原理はあまりにも単純だが実践にある。 実践することは難しい。 それで世の中には成功する人より失敗する人がはるかに多い。 成功するためのノウハウが明らかなのに実際行動に移す人は1%にしかならないという。 言い換えれば悟って学んだ知識を実践しない人が99%にもなることだ。
 そうだ。 人間関係や事業など自身が願う分野で成功しようとするなら分かることで終わる99%の隊列から抜け出して行動で実践する1%の隊列に入れば良い。
 知っていることは行動で実践した時にだけ力になることだ。 私たちを望む所に連れていくのは悟りでなく実践だ。 実践は今の私を私が望むそこへ渡るようにする橋梁だ。
 日差し熱いある夏の日の午後、カエル三匹が木の葉に乗ったままゆうゆうと川の水を流されていた。木の葉が川の中間ぐらいに達した時その中の一匹が突然むくっと起きて決心をしたように断固として叫んだ。 “とても熱い、私は水の中に飛び込むぞ!”
 他のカエルらはただ黙黙と首を縦に振った。 さて、こうして葉には何匹のカエルが残ったのだろうか? “2匹です!”質問を受けた人々は大部分自信がある声でこのように返事するだろう。 申し訳ないが間違いだ。
 木の葉の上には相変らずカエル三匹が残っている。 どうしてだろうか? 飛び込むという決心と本当に決断して飛び込む実践は全く違う次元であるためだ。 こいつが本当に水の中に飛び込むだろうか、または頭をあちこちかいて席にまた座るのか木も分からない。
 そうだ。 私たちもいつもそうだ。 もしかしたら私たちは飛び込むぞと大声だけ張り上げるカエルに過ぎないのかも分からない
   知っていると思うことと分かることとは1%と99%の差異だ。
   しようと思うこととすることとは1%と99%の差異だ。
 しかしあまりにも失望するのはやめよう。 絶えず決心だけする人生が決心さえしない人生よりは希望があるのではないか?
 世の中で最も遠い距離が人の頭から胸までだとする。 せいぜい30cmにもならないこの距離を一生行き来することができない人もいる。 決心と覚悟だけで変わることは何もない。
 新年の新しい朝に何かを考えたとか決心したことがあれば99%に向かって一歩を踏み出してみよう。

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