第6回 Let's A1 コンテスト
2004年10月31日に開催されたLet's A1 コンテストの結果を発表いたします。(Ver2)
今回のログは133通で内訳は一般部門:101 QRP部門:29 SWL部門:2 チエックログ:1でした。
参加の皆様ありがとう御座います。
* 一般部門/QRP部門の順位表の1部を変更させていただきました
→ (Ver2) お詫びと変更履歴
☆ 各部門の表彰者は下記の通りです。
一般部門 |
最終得点 |
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1位:JI0VWL |
19404 |
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2位:JM7TKK |
3位:7M4CDX |
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ビギナ−賞:7N4CLI |
シニア賞:JL2LFK |
|
各バンド1位賞:JR8CIX 他 |
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エリア賞: JH2HUQ JF0FOH
JR5GWR JH3TCM |
QRP部門 |
最終得点 |
1位:JE1TRV |
5217 |
ビギナ−賞:JA6RJD |
シニア賞:JA1GTF |
エリア賞: JA1LIH/2 JR9OPJ |
SWL部門 |
最終得点 |
1位:JA3-6644 |
4480 |
◆ 詳細な順位は各部門の順位表を御覧ください
☆ A1クラブ コンテスト委員会 委員長ご挨拶
まず、エスカルゴに端を発するこのユニークな縦ぶれコンテストに参加して
戴いた事を感謝します。6時間の長丁場なので、中には腕が痛くなった方や、
日頃の修練の賜物をご披露された方もいると思います。
個人的には、今回は私事と重なってしまいフル出場できなかったのは残念でした。
しかし、オンエアしていた時間は多くの局が呼んでくれて、大変楽しかったです。
以前も言及したかもしれませんが、皆さん縦ぶれの腕が平均的に上がっていますね。
伝統芸能は、皆さんの腕に掛かっていますので、さらに一層の精進を御願いします。
(ふと、相手のキーイング品位を取得年2桁の後に5点満点で与えてそれを交信得点
とするという、ナンバー送信自体に根性が必要な恐ろしいルールが一寸浮かびました
)
コンテスト結果の発表時期に関しましては、コンテスト委員会の担当者全員が
社会人ということもあり、日数を掛けて集計その他の作業を進めました。
結果を心待ちにしていた参加者の方々には、だいぶ待って頂き申し訳有りませんでした。
今回の電子集計には、コンテストの世界標準であるCabrilloフォーマットを採用し、
集計作業の負担軽減を狙ったところ非常に多数の方がこのフォームでログ提出して戴き、
電子集計作業の負担が大幅に減りました。また、このフォームの書式を知り、
新人の方でも、その後のCQWWなどのDXコンテストにログを出せました等の報告が
あったのはFBでした。
ログの記入に関しては、コンテストルールをもう一度よく読むという事と、基本的な
ログの書き方を理解していない方が、一部に見受けられました。ご自分のClaim得点と
比較し、発表得点が下がってしまった人は、これに相当します。
我々は原則として、間違った部分は0点、その交信の相手の方には罪は無いという事で
得点という基本ルールで採点しています。
自分のマルチの書き忘れ、マルチの記載ミス、マルチ欄は相手の取得年を入れるべきを
にチェック1を入れるだけなどの、ルールさえ読めば防げるミスがありました。
予想はしていましたが、15m、6mが想像以上に厳しく、大量マルチや得点を得た局は
皆無でした。逆にちゃっかり40mに居座って得点を上げた局長さんがいたのは、
作戦勝ちと言えましょう。サンスポットのピークであれば、話はまた違って来た可能性は
大いにありますが、これから2007年のボトムに掛けての状況を考えると、
ルールの再考が必要かもしれません。
40mシングルバンドにすると、他のコンテストとの兼ね合いもあり、難しい所です。
全ての人を満足させるルールは不可能ですがログに戴いたコメントも含め再度検討します。
今回、コンテストのハンディキャップの見地から、部門を一般局とQRP局に分け
エントリーを2部門にしました。ハンデのシステムでしっかりしているスポーツの代表例
にゴルフがあります。システムがしっかりしているので、社内のゴルフコンペでも判る様
にかなり公平な戦いが出来るシステムです。
我々もコンテストを標榜する以上、公平性を重視すべきですが、非常に細かいハンデは
集計者の負担増と参加者へのシンプルなルールの提供に反します。
このような公平性とコンテスト参加運用・開催の容易性を考えての妥協点が一般局部門
とQRP部門の分離でした。同一設備を考えた時、国内の飛びに関して言えば、我々の
コンテストの混み具合から言って電信の50Wと500Wの差は全くない。
そして、パワーを低下させ、いわゆるQRP(個人的には1W以下と考えているが)
にした場合、運用技術の差だけでなく、ようやくパワーによる差が出始める。
(競り負け易い、信号強度の低下など)
また、コンテストを興味深いものにするため、全国津々浦々からドネーションに協力
いただいたメンバーに感謝します。またこれからも、地方色豊かな賞品の御提供
よろしくお願いします。
次回、今年のLet's
A1 Contest, 2005でお会いできるのを楽しみにしています。
< 委員長: JA1VJQ 持丸 博 >
☆ 賞品の授与者発表
今回も、たくさんのドナーのお申し出がありました。厚くお礼申し上げます。
常連の方には、本当に頭が下がります。一種のボランティアですが、続けていく
のは大変だと思います。いつまでも甘えたいのは山々ですが、一回お休みも「あり」
ですので、良きに図られますよう、お願いいたします。
また、新たにドナーさんに名乗りを上げていただいた方々のユニークな賞
の設定は担当者にとって心強いものでした。これを弾みに今後もどんどん
ドナーさんが増えていく事を期待したいと思っています。
「賞品」の紹介をweb上で行っていますが、谷口さんに無理を言って「写真」
を載せていただきました。この事で、イメージがより膨らみ「賞品」を身近に
感じる事が出来ました。あわせて感謝申し上げます。
「コンテストドナー制度」の導入から早くも3年が経ちました。「当たり前」の様
に定着するにはまだまだです。今後とも皆さんのご協力をお願いいたします。
< ドナ−賞担当:JM7TKK 矢田谷 >
☆ 詳細は賞品一覧表へ
→ 賞品一覧表
◆ 色んな方々に参加記を戴いています。
→ 参加記へ
◆ たくさんの参加者から、ショ−トコメントを戴いています。
→ コメント一覧表へ
☆ 集計にあたって
昨年のA1クラブコンテストから交信データの照合を始めましたが、標準ログ形式を
JARL形式にしたので厳密なフォ−ム設定等が無く自由度が有りすぎる為、自動取込
できないログが多数発生してしまいました。(やむを得ず打ち換えました)
今回、ログデ−タ取込を容易にする為の検討で国内中心の方もDXコンテストに気軽に
参加出来る様にするためDXコンテスト標準であるCablliro形式を採用して、ここで
慣れて戴きA1クラブのコンテストのみならずDXコンテストにも、ぜひ参加してもらえば
一挙両得という事で標準ログを変更いたしました。
目標の一つである取込の改善では約半数の方からCablliro形式でログ提出を戴き数十秒/1件
、JARL形式でも2分/1件で取込み出来ました。その他の電子ログ2割位はフォーマットが
異なるために手動で数分/1件で取り込みして、郵送された紙ログの20分/1件から比べると
予想以上の作業時間の短縮効果がありました。
もう一つのDXコンテスト参加への敷居を下げる効果については皆さん如何でしたでしょうか?
得点集計ソフトを作成しながら現状の判定基準では100交信以上された方で相互チエック
を掛けた場合、その交信総てが100%OKされる事はないと思っていましたが、今回は
なんと!100%交信チエックOK達成者がでました。
「 JE7AEMさん!全局OKおめでとうございます!!! 」
最後に、Cablliro形式で提出に御協力、大変ありがとうございました。
< 集計担当:JA8JCR 松田 >
☆ログの照合方法のご説明 |
@コンテストの開始以前や終了時間後の交信は :0点 |
A同一バンドで同一局との2重交信はDUPEで :0点 |
B交信相手のコール・RST・マルチ・バンドが一致した場合は
:1点 |
片方向しか照合されていな場合は照合OK側 :1点、照合NG側 :0点 |
Cログ未提出局のコールで同一バンドで複数局の交信報告がある場合:1点 |
同一コールで/以降が異なる場合、報告数が多い方
:1点、 同数または報告が少ない方
:0点 |
同一コールでマルチが異なる場合、報告数が多い方 :1点、 同数または報告が少ない方は
:0点 |
Dコールサインの受信ミスが2文字以下で且つマルチが一致する場合 |
受信ミスした方は
:0点、
交信相手局は :1点 |
対象局が複数存在する場合、対象局の該当時間帯のログから判定する |
E交信相手はそのバンドでログ提出しているが、その中に自分のコールが ない場合は交信不成立として
:0点 |
☆ 今回の皆様の照合デ−タを纏めて見ました。