「ホレ」と「ラタ」


どちらも2文字ではなく、一つの符号として続けて打ちます。運用規則なとでは文字の上にバーがあって、続いた一つの符号であるとはっきり説明しています。
「ホレ」は「ー・・−−−」と言う符号。「ラタ」は「・・・−・」という符号です。この辺りは、分けて打つ人はいないですが、送信の終わりに打つ「KN」を分けて打っているのを最近よく聞きます。これも一つの符号で、和文で云えば、「ル」に当たる符号「ー・−−・」で「−・− ー・」ではありません。
「ホレ」は、電報の宛先と本文を分ける時に使う符号です。 何時からかわかりませんが、和文コードを使うときに誰かが使い出して、「ワブン」と打つより簡単だから、みんなが使うようになったのでしょう。 ですから和文の交信相手を指定するCQとして「CQ ホレ」が慣例的に使われているのです。 (日本語通信を指定するQ符号としてQOD6がありますが、知識として知っていれば良いでしょうが使うことまずありません) 
欧文の「BT」は、区切り、符号としても使いますが、「ホレ」を連発するものではありません。
「ラタ」は和文の通報の終了符号でもあり、「訂正」符号でもあるのはご存じの通りです。 ですから、途中であまり何回もこれがでてくるのは、練習不足です。

(出典:CQ Hamradio 2002/9 CW特集 by A1 CLUB)