再挑戦の参加記 < JI0VWL 今泉 > (マルチバンド部門/優勝) |
昨年2003年は、電力係数10を掛け忘れて1位を逃してしまったため、 今年はリベンジすべく、再挑戦しました。
コンテスト開始!、セッティングに手惑い、5分ほど遅れて参加。呼ぼうと 思っても呼び負けるたびにCQを出す局が変わっていくので(1交信ごとにCQ局は 1KHz以上周波数を変えなければならない
)どうも流れに乗れない...
10分もやっているうちに勘が戻ってきた。ひたすら、呼びまわり→ CQ→
QSYの 繰り返しで順調にQSOを重ねていく。最初の1時間のレートは2QSO/3min程度が続く。 1時間後に14MHzをのぞくが、1局くらいしか聞こえない、まずいな..と思いながら CQを出すと結構呼ばれる..3エリアなどの中距離もかなりよく開けていて コンディションはかなり良いようだ。
14MHzのQSO数が7MHzに追いついてきたので、また7MHzに戻って稼ぐ。 7MHzで呼ばれなくなったら14へ、14MHzで呼ばれなくなったら7MHzへを繰り返す。 特に作戦は有りませんが「目立つ周波数でCQを出す!」これだけかなぁ...
結果として、14MHzが好調だったため昨年よりたくさんQSOできました。 QSYルールは面倒かもしれませんが、面白いです。ずっと同じ周波数でCQを 出していると暇になるので、いろんな所を聞いて回れるのが良い所ですね。
|
コンテストドナー参加記 < JM2DNO 杉山 > |
私は無線を始めて最初の頃はVUのFMを中心に交信をしてきました。
それですのでコンテストとはあまり縁がありませんでした。
7MHzのSSBに出だした頃からコンテストにも興味を持ち始めて
参加するようになりました。JARL NEWSのコンテスト規約のページを
よく見るようになってからコンテストドナーというものを初めて知りました。
「JARL主催のコンテストドナーですのでどんな物を提供しているのかな
きっと、たくさんの物を提供しなければならないんだろうな」
と思うぐらいであまり興味を持ちませんでした。
暫くしてa1 CLUBに入会し色々な活動に参加させてもらう中でコンテスト
にも参加しました。MLでコンテストドナー募集の投稿を見たときに一瞬
JARL主催のコンテストドナーのことが思い出されましたが、「自分の出せる
範囲内で結構です」という言葉に私もドナーになろうと思いました。
自分の範囲内でできる賞品は何かなと考えましたが、私が住んでいる
愛知県豊田市の名産品が良いのではないかと思いつきました。
豊田市には梨、桃などがあります。それをコンテストの賞品にしました。
2003年のA1 CLUBコンテストの賞品では「猿投のジャンボ梨」を賞品に
したところ受賞された方からはとてもおいしかったですと喜ばれました。
そして受賞された方から「日頃私の家族はあまり無線に興味は無いそうなのですが、
ジャンボ梨を家族で食べているときにこの梨がどうして送られてきたのか話を
していくうちに無線のお話を色々することができました」とメールを頂きました。
その時にとても読んで嬉しく思いました。
私が送ったことによってその方の無線の趣味が家族さんに少しでも理解して
頂けたのではないかと思っています。
これからも私は少ない賞品ですが、みなさんに喜んで頂けると思いまして
コンテストドナーを続けて行こうと思っています。73&GL!!
|
ビギナー賞を受賞して < 7N4CLI/チュ‐ベー> |
A1クラブコンテストの参加は昨年に続き2回目となります。
昨年はログにターボハムログを使用しておりましたが、今回は本格的にz-logを
使用してみました。しかし、準備不足から7MHzでしか出られないz-logでした。
こうなれば、シングルバンドで頑張るしかないと思いA1クラブコンテストの特徴
であるQSYルールを上手く活用するよう心がけました。CQ局を呼んだら空かさず
そこでCQを出し、QSO後、1KHz以上離れたところをワッチしCQ局があれば
即コール、その後CQを発し、CQ局が無ければ、CQを発する事としました。
愛用の756PROにはデュアルワッチ機能があるので、あまり慣れていませんが
それも使って7.015KHzと7.025KHzのあたりを行ったり来たりしました。
今回コンテストに参加していた局は呼び回り専門局が多かった様な印象が有りますが
私はQSYしてドンドンCQを発しました、そしてコンテストも終盤になると呼ばれなく
なりましたので、こんどは呼び回り専門でお声掛けしていきました。
結果として昨年のマルチバンド参加を上回る交信局数を稼ぐことができましたので
自分では満足しておりました。そして、今回のビギナー賞の知らせを受けましてとても
喜んでいるところです。
私はCW従事者免許を2001年に取得しておりますので、今年がビギナー賞の対象に
なる最後の年でもあり非常にラッキーでした。従免取得後、私が実際にCWに出られる
様になったのは2002年であり、デビューまで丸1年も掛かってしまいました。
もっと早くデビューできていればより楽しめたのではないかと少々悔しい気持ちも有ります。
CWの従免も局免も持っていながらCWデビューをしてない方って結構居ると聞きますが
CWモードは最初のデビューこそ少々勇気が要りますが、1度出てしまえば意外と簡単です。
まだCWモードに出ていない貴方、是非、デビューをして電信部門のコンテストにも
参加してみて下さい。面白いですよ!! 73&GL!!
|
九州宮崎よりのコンテスト参加記 < JA6EOD 中村 > |
JARL A1 CLUBのコンテストでは、とてもユニークなQSYルールを
企画していただき、楽しい時間を過ごせました。
初心者からベテランの方まで、ほぼ同じ様なスタンスでコンテスト参加でき、
特に通常のコンテストではベテラン局がデンと構えてランニングされていますが
このコンテストでは、コールさえ取って貰えると、いとも簡単にベテラン局は
QSYする...いや、しなければならない!という決まりが有ります。
いつも、呼び廻りだけの方もCQを出す勇気を与えてくれる面白い発想だと思います。
まぁ、いつもバリバリとランニングされている方には少し物足りない?かな・・とも
感じましたが。
当地、宮崎県宮崎市からのコンテスト参加はその全てが、電離層頼みです。
グランドウェーブでの交信局数は電信では1バンドあたり2ケタになりません。
今回のコンテストでは、さほどFBなCONDXではなかったにしろ、それなり
に楽しめました。おりしも、当日は当地の宮崎コンテストも行われていまして、
1日で2度楽しめました。
私はコンテストでは高得点は望めませんが、いつも「参加する事に意義がある」
と思い少しの時間でも楽しんでいます。 73&GL!!
|
北海道よりのコンテスト参加記 < JF1NHD/8 猪俣 > |
CQを出して呼ばれたら、その周波数を離れなければいけないというルールは
3年前のAsia Pacific Sprint Contestで少しだけ経験がありました。
短時間の参加でしたが、「中々テクニックがいるなぁ」というのが、その時の印象でした。
今回、参加するにあたって考えたことは、
1. 如何に呼ばれ続けるか
2. CQ出して呼ばれていないときは、別のバンドで呼び回り(SO2R)
一つ目の効率良く呼ばれ続ける方法としては、メインVFOとサブVFOを切り換えるか、
ロギングソフトのバンドマップに複数の周波数を登録して、1クリックで切り換えて
瞬時にQSYする。
二つ目のCQ出しながら同時に呼び回りをやる方法としては、リグを2台使用し、
「右耳でメインリグの7メガ」、「左耳でサブリグの14メガ」の構成。
以上が参加前に考えてみた作戦ですが、予想と実際に本番でやってみるのとでは、
大違いで、大分戸惑いました。
先ず、CQ出して一旦呼ばれたあと、QSYしようとしても空き周波数がない場合が多かった
ということ。登録しておいた周波数では既に他局がCQを出してたり、QSOが行われてます。
フィルタを250Hz以下に絞れば、入り込めるのでしょうが、そこまでこのコンテストは
シビアでないと考え、遠慮することにしました。
SO2Rの方は、通常はランニング周波数は固定なので、落ち着いて呼び回り出来るの
ですが、今回、7メガで周波数を動かしながら、その上、14メガで呼び回りという
作業が、なかなか落ち着いて出来ず、集中力が途切れる始末。
こうなると、逆にSO1Rより効率が落ちてしまうように感じたので、結局、片耳作戦は
途中で止めることにしました。
皮算用としては、7/14メガのトータルで130QSO位行くかなと考えていましたが、昼間の
7メガは1エリアの信号はS3位に落ち込む時もあったり、また、頼みの14メガで期待
したほど呼ばれなく、予想を大分下まわる結果になってしまいました。
コンテスト中、ワッチした局の中で、気迫が感じられた運用をしていたのは、マルチ部門
ではJI0VWL/0, 7M4CDXあたりだったような気がします。
< JF1NHD/8の交信デ−タ公開 >
移動先: 北海道勇払郡厚真町
RIG: IC-756Pro + IC-706MK2 PWR: 50W
ANT: 7MHz 17mH LOOP, 14MHz 10mH INV
Logging: WriteLog
バンド 交信局数 得点 マルチ
7 MHz 58 58 33
14 MHz 44 44 25
合 計 102 102 × 58 X 10 = 59160
<タイムチャート> |
|
12 |
13 |
14 |
15 |
合計 |
7 |
16 |
11 |
13 |
18 |
58 |
14 |
21 |
11 |
07 |
05 |
44 |
合計 |
37 |
22 |
20 |
23 |
102 |
|
神戸からのコンテスト移動参戦記 < JJ3LQP 田尻 > |
これ迄は5Wにモービルホイップでの参戦でしたが、今回は50W出力のリグの パワーに任せてのランニングを企みました。アンテナはコンテスト直前にマルチバン ドホイップの21MHz用エレメントを針金で電気的に延長して14MHzに同調させ、 既にある7MHz用エレメントも用い、リグのバンドチェンジだけでコンテストバンド の7MHzと14MHzを行ったり来たり出来る様にしました。 リグの電源は車のバッテリーに直結としました。
CQを出し交信すると1KHz以上QSYしないといけないルールなので開始当初はリグ のスプリットの設定を使い1.5KHz程離れた周波数にセットして、CQでの1交信が 済むと、もう一つの周波数にQSYしCQを出しました。しかし、その方式での交信方法 で暫くやっていたら、他のCQを出している局を見つけて交信し、そのままの周波数 でCQを出す方が一つの周波数で2交信でき、効率が良い事に気が付きました。
開始20分辺りを過ぎた頃からCQを出している局は、みな交信済みになり始め、 CQ空振りが続き14MHzにQSY、こちらは7MHzと違い局数が少なくて直ぐ頭打ちに... この辺りでQRPでノンビリ交信を続けQRPの電力乗数での得点増を狙うんだった... と後悔し始めました。
その後、殆ど7MHzで終了までビーコン機能付きのメモリーキーヤー任せで食事や コーヒーブレイクも取りつつ、4時間近く50Wのフル出力でCQを出し続け... そして、コンテストが無事終了。 所が、エンジンが掛からなく、車のバッテリーを上げた事に気付き焦りましたが 初めての50Wでのコンテストの運用や、直前のアンテナの細工など...と今回は、 交信の作戦や工夫等を考えつつの自分なりの色々と良い経験をする事ができました。
最後になりましたが交信して頂いた皆さん、ありがとうございました。
|