BMの今では昔の話 (28) 暗号を解読する気持ちで

2000年正月は真に久しぶりにソウルの家で過ごすことになった。 広くて広い,そして海抜900メートルの高い大関嶺(テグァルリョン),東西南北と空までパッと開いた大関嶺(テグァルリョン)で17年間生活してソウル生活を始めて見るとソウルがとても狭く見えた。連なる家々であるAPT,狭い路地,汚染された空気が私の胸を限りなく苦しくする。
こういう私の苦しい心を分かったのか日本CQ出版社にいる友人から一通の手紙を受けとった。 CQ出版社では1年前から電信に関する特集を掲載しているので今年3月最後号にDX編で私に関する記事を掲載するから準備してくれという内容であった。
2000年3月号CQ ham radio 173ページには私の写真とともに“暗号を解読するような気持ちで”という題名で一ページを飾ってくれた。 簡単にその中数種類だけ要約して翻訳してみる。
*開局当時
私は開局当時から日本和文交信をたくさんした。 特に記憶に残るのは日本の福岡にいらしたJA6HNK (20年前逝去)小田氏との交信だ。 この方はハングル モールス信号も水準級で交信ができてハングル日本語思いのままに混ぜながらピビンパ交信をしても100%わかることができる、一言で言えば電信の鬼才だ。 珍しいこういう交信をすれば顔の分からない外国の人も心の心配を取り除いて深い親交を結ぶことができる。
*おもしろい交信
この時JQ1FLU石井氏という方としばしば交信をしたが私がハングル モールス信号を教えてあげた。 熱心に習って約1年後からは自分の意志を十分に伝達することができるほどになった。 JQ1FLU DS2RDG HL2BMこのように3局がしばしば会ったがこの三局が会えばハングル,日本語,英語がごちゃまぜ交信が成り立つ。 この三局は内容全部を理解しておもしろく交信をするが,韓国や日本で聞いている他の局はいったい何を話しているのか,たまにhi hiする符号は万国共通だとわかるだろうがそれ以外の話は全く分からないだろう。 各国の自国モールス信号で交信をするとこのようにおもしろい交信も成り立つ。
*日本和文交信で国際親善
日本語交信で多くの友人らと付き合っているので、ある日は日本,下関に住んでいるJA4VL峰藤氏に会った。 色々な話をする中にその方は解放前ソウルの逓信学校,私の先輩という事実を知ることになってその後しばしば会って昔の話をたくさんした。 外国との交信は大部分RUBBER STAMP QSOだけだがお互いのモールス信号で交信をすれば両国の色々な文化や季節に関する幅広い話など国境を越えて,年齢,性別を越えて対話が成り立ちこれこそ国家善隣関係が結ばれてうれしく思える。
このようにハム生活を長くすることになればCWでだけで会った局がある日SSBでも会うようになって,彼の声を聞けばこれもまたハムの味と粋を付加してくれる。

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