BMの今では昔の話 (15)
モ-ルス符号を使って通信するのを一般的に"電信"という。 モールス符号を電気信号に変換して無線で通信する場合の電波形式をCW (Continuous
Wave)という. 通信術の発達でデジタル技術による確実な通信手段が確立された今モールス通信はプロ世界から95%以上が消えた。 しかしモールス通信はアマチュア無線の世界では健在だ。 モールスは人間がその人体の五感を使って解読することができる唯一のデジタル通信ということができる。 さらに無線という媒体を使うことで雑音(QRN),混信(QRM),フェージング(QSB),周波数変動(QRI)等の不安定な要素が加味された機械によるデジタル信号処理からはまねることはできない,実に人間だけがすることができる通信の世界がここにある。 これがアマチュア無線でモールスが健在で,また続く確実な理由の存在価値だ。 また通信機能を全身で感知することができる満足感,電話モードに比べて小規模設備と出力で全世界と通信が可能で,CW専用無線機は簡単に自作することもできる。 この外いろいろ利点があるがモールスという一つの"言語"を手に入れるので何倍,何十倍の楽しいアマチュアの世界が開かれることになることだ。 そしてアマチュア無線を一生の趣味で大事に保管することができる。 モールスは世界の人の共通言語だ。 まだ電信に入門することができない方は一度挑戦してみてほしい。 ***参考*** 世界でモールス信号を持っている国・言葉 1.The wolrld standard,(英語圏国家) 2.Russian, 3.Greek, 4.Hebrew, 5.Arabic, 6.korean, 7.Japanese, 8.Esperanto, |
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